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鰐淵寺
Gakuenji Temple

鰐淵寺は1,400年前に智春(ちしゅん)上人が推古天皇の眼疾を浮浪の滝にて祈願し平癒されたことにより創建されました。浮浪滝は18mあり弁慶もこの滝に打たれて修行したと伝えられています。慈覚大師が植えたとされる三台杉が千四百有余年の歴史を残らず見聞し、秋には「いろはもみじ」が全山を赤く染めます。日本最初の延暦寺の末寺でもあります。若き武蔵坊弁慶は大山寺の釣鐘をこの 鰐淵寺まで約101km ある山道を一夜にして担いで持ち帰ったとされており、毎年、大山寺から夜を徹して歩く弁慶ウォークには県内外の多くの人が参加しています。

第二番 [瀧] 鰐淵寺 (がくえんじ)

推古天皇二年(五九四)信濃国の智春上人が浮浪(ふろう)の瀧(たき)にて、推古天皇の眼病平癒(へいゆ)を祈願、巖間より漏出する霊水を奉ったところ、忽(たちま)ち霊験顕(あらわ)れて平癒なされました。この聖浄域に堂宇を建立し、世に療眼領と称する直江・国留・宇賀の三郷を賜わり、勅願寺と定められたのが創まりです。

千手観世音菩薩・薬師瑠璃光如来
(せんじゅかんぜおんぼさつ・やくしるりこうにょらい)

大河と雖(いえど)もその源は、か細いせせらぎです。人は困難に遭遇した時、その原点に戻って、その依って来たる因を考えます。鰐淵寺は修験信仰、観音信仰、薬師信仰の三つから生じた寺であり、その何れも浮浪の瀧を中心とした信仰を基盤としています。

02 鰐淵寺 Gakuenji Temple

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