雲樹寺は1,322年に孤峰覚明禅師により開山され、臨済宗妙心寺派の古刹です。中国観音霊場第27 番札所の観音堂には、「子授け・子育て観音」が祀られており、所願成就と供に、古来より多くの信仰を集めています。また、仏殿に祀られているご本尊は拈華微笑佛(ねんげみしょうぶつ)で、家内和楽のご利益があるとされています。背面の山には枯山水形式の禅宗庭園があり斜面に植えられた打ち寄せる波のように重なり咲き誇るツツジが圧巻です。見ごろは4月~ 6月頃。日本最古といわれる新羅時代の国重要文化財の鐘を見ることもできます。